クリニックに通われる場合、「学校等から勧められた」「とりあえず病気かと思って連れて行った」というお声をよく聞きます。
クリニックの対応がいかなるものか事前に理解できていないまま「治療」をつづけることで、途中で上手くいかなくなる状況が生まれる可能性が高くなるのだと考えます。
一見病的に見える状況も、不登校症状が引き起こした一過性の状況かもしれないのです。一過性の症状であれば、学校に戻れるようにしてあげられればほとんどの場合、その気になる症状はなくなります。
クリニックでは投薬治療によって改善を図りますが、そもそも病気ではない可能性もあるということを知っておいてください。
経験豊かなクリニックの先生であれば、これは投薬の必要性がある、ないの判断から始めていただけることもありますす。しかし基本的にはクリニックに来られた患者さんには、とりあえずなんらかのお薬を処方されることがほとんどです。
病気で不登校、登校拒否になるではなく、不登校、登校拒否になったために病気になることも少なからずあります。