学校に行けないという状態とは…?
「不登校になり、学校に行けない」ということはどういうことでしょうか。
子どもは疲れたので休憩しているのでしょうか…。
「不登校になり、学校に行けない」ということはどういうことでしょうか。
子どもは疲れたので休憩しているのでしょうか…。
不登校や、登校拒否の状態が、高速道路のパーキングエリアに例えられることはご存知かもしれません。
現在の不登校、登校拒否の子どもたちが置かれていた環境を、「速いスピードで流れる高速道路」だとして、パーキングエリアで少し休ませてあげることも必要だと、私たちカウンセラーは考えたのです。
不登校や登校拒否の子どもたちが、ストレスを抱えていて、問題を解決できずにいるので、少し休憩させてあげようという考え方も悪いことばかりではありません。
しかしながら、私たちが忘れていたのは、パーキングエリアをいざ出るときは、一気に加速をして再び高速道路に合流していかなくてはいけないということでした。
不登校、登校拒否の子どもたちが置かれていた環境は、私たちが過ごしたそれとは違い、社会のスピード化にともない過酷なものになっているかもしれません。
社会自体を変えてあげることは容易にはできません。そしてまた社会に出て自分の力で生きていくことは、大人になれば避けられないことです。
私たちが考え直さなければならなかったのは、必ず訪れる合流地点をどう作っていくかという事です。
再び合流をすることに戸惑いを覚え、パーキングエリアから出られない不登校、登校拒否の子どもたちと向き合うということを忘れてはいけません。