カウンセラー藤本琢による不登校や登校拒否の子どもを持つ親のためのカウンセリング・克服指導「ファーストホームエデュケーション」

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中学生の不登校 原因について

どんな時期?
自力復学が少なくなる。わずか3年間で中学という新しい環境での適応、思春期を迎え、内的変化における適応、自己選択による進路選択(高校進学など)の準備と、内的、外的に変化の多い時期。子ども自身も多くの問題を抱えやすく、その親もその変化に追いついていけないため負担を感じやすい時期でもある。
ポイント
中学生はターニングポイントを多く含む三年間です。思春期に入る手前であれば、家族療法的にシステムを組みなおして次に来る思春期という親にとっても大きな難関を、子どもについて深く理解して対応できるように準備をしたい時期です。
思春期の問題と同時に不登校状態を起こすケースも見られますが、家庭システムが子どもの成長に追いついていないことが多いため専門家にきちんと相談しましょう。下記は代表的なものケースとしてあげています。当てはまらない場合は、お子さんの学年の前後の学年を確認してみましょう。なお、体調不良を訴えるケースは全学年で見られますので割愛しています。

中学生の不登校 学年別ケース

中学1年生

新しい環境への不適応の不登校
6年間という長い間慣れてきた環境から、学生服を着て通いだす中学校は子どもたちにとっては違和感を覚える場所かもしれません。新しいお友達たくさん増えますので、小学生のときように上手くいかないことも増えてきます。みんながポジション取りを終えて少し落ち着きだすころに、当初小さな違和感だったものが、漠然とした強い不安になることが一般的に考えられます。 定期考査や英語、数学の文字式、正負の数といった新しいお勉強の部分でも「なんだかわかない」と強い不安を感じ始めるケースも多く見られます。お勉強の部分では小学生の頃に実は「分数」などで小さなつまずきをしていたものが、算数から数学になって理解できない、定期考査で点数が取れないなどの大きなつまずきと感じて表面にでてくることもあります。
理想とのギャップの不登校
小学生時代に見知った同じメンバー内では、違和感なくとれていたポジションも中学生になってから、急にうまくいかないと感じ始める場合があります。新しいメンバーが加わることで、せめぎあいが起こりイス取りゲームでイスを取れない状態が起こることが考えられます。また、内側の自分(家庭で見せる自分)と外側の自分(学校で見せる、他人に見せる自分)などが生まれてきて、「学校での自分は本当の自分じゃない」と訴えるケースも見られます。学校ではニコニコして何も言わないのに、家ではイライラしたりわがままを出したりするケースや、家では元気でいろいろと話すのに、学校へ行くと自己表現ができず不安そうに見えたりするケースが多くあります。
コントロールへの反発の不登校
多く見られるのは、小学生の終わりにかけて小さな反発が出ていて、この時期になって大きく表面化するケースです。単に思春期のそれと親が重く捉えていないことがしばしばあり、不登校になってギョッとしてしまうこともあるようです。憮然とした態度をとったり、荒々しい態度をとったり、急に扱いづらくなったと感じることが多くあります。学校でも元気で楽しそうにしていた子どもが「学校行きたくない」と言い出すこともあるので、何か学校であったのかと探しても、大きな理由になるものが見つからず、親が理解できずとても困惑させられるようです。中学受験をした子どもたちの中にも、この出かたをするケースがあり、 成績で成果が出ている場合は、特に「なぜ」と親が理解できずに戸惑わされます。

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中学2年生

友人関係の揉め事の不登校
部活動や過去のクラスメートなど、過去にできていたお友達関係が崩れることで問題が起きやすい時期です。または、以前から徐々に悪化してきた関係がこの時期に表面化するケースもあります。特に女の子は仲良しメンバー内で揉め事が起きやすいため、子どもが受けるダメージも大きく、処理できなくて辛い思いをしがちです。相手のお友達が難しい子の場合もありますが、子ども自身が揉め事の発端を過去に作っていて、それに気づかずにきていたケースも多く見られます。部活動内で問題を抱えている場合でも、単純に部活内で問題がとどまらず、学校生活全体に影響が出てしまうケースが多いです。
勉強への拒否反応の不登校
小学生、中学生問わず勉強への拒否反応と見られる不登校のケースも見られますが、理想とのギャップであったり、コントロールへの反発であったりに起因していることが割合多いようです。勉強への拒否反応として強く現れるケースは、この時期になったころが1番多く見られます。勉強が分からないこととは直結しないこともあり、成績がそれほど悪くない子どもでも、「勉強する意味が分からない」などと言って急に意欲を失ってしまうケースも見られます。その場合親も必要性を一生懸命説明しますが納得させることが難しく苦しむこともよくあります。勉強が分からなくなって拒否反応が出るケースとしては、進学校組などでは、中3課程まで進む時期でもありますので、スピードや難解さに疲れてしまうケースも見られます。
子どもでいたいという不登校
中学2年生から3年生にかけて割合多く見られます。勉強や進路という具体的なものに対する逃避に限らず、前に進むことに漠然と不安に感じるケースが多くあります。自覚も少なく表現もされづらいため、子ども本人や親を含む周りの大人は現状の理解できず困ってしまいます。家庭内で揉め事が起こることも多く、単にわがままと見えることも多くあります。イライラして見えたり、疲労感が伺えたり、無気力な様子が強く見えると、親にするとどこでライン引きをしていいのか分からず、感情的に対応が揺れてしまいます。5

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中学3年生

 

理想とのギャップの不登校
この時期は現実的に自分の位置が見えてくるため、現実と理想のギャップに苦しむケースが多く見られます。表面上には逃避行動に見えることもあるため、親が慌ててしまってまくし立ててしまうこともあり、家庭内でも問題が起きやすくなります。進路に関わる問題だけでなく、友人関係などでも冷静に自分のポジションを見て、不満足感を強く覚えるケースがあります。強い反発というよりは、暗くなったり、体調不良を訴えたりすることから表面化することが多いようです。
子どもでいたいという不登校
子どもそれぞれ成長のスピードが違うため、どうしても受験期の雰囲気になじめない子どもが出てきます。意外にも具体的に進路の問題ぶつかる少し前によく見られます。後ろからせきたてられるような雰囲気に拒否反応示すようです。漠然とした圧迫感に表現できない苛立ちや、焦燥感にかられていらいらした様子が見られたり、無気力な状態になって体調不良を訴える形で表面化したりすることも多くあります。

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